こんにちは!SA富山南の石川です。
先日、ラリー北海道に向けて、コ・ドライバーの竹薮さんと、ペースノートのトレーニングを行いました。
ペースノートとは、競技区間のコース情報を記載したノートで、SS中にコ・ドライバーが読み上げて、ドライバーに、この先のコース情報を伝えるものです。
ペースノートは、レッキ(コースの下見)でドライバーが読み上げた内容を、コ・ドライバーが書き取り、必要に応じて訂正したり、補足を追加します。
※実際に当チームで使用したペースノートです。
ペースノートは、基本的に、ストレートの長さ・コーナーの左右・コーナーの角度であらわされます。
例えば、5L 30 3R であれば、左5のコーナーがあり、ストレート30mの後、右3のコーナーがあるという意味です。
私の場合は、コーナーの数字が大きいほど、緩いコーナーで、9がほぼストレートに近いほど緩いコーナー。3~2が、直角~回り込んだコーナー。1がハンドルをたくさん切るか、場合によってはハンドブレーキを使用するコーナーです。
大まかにいえば、それに補助語を追加したのが、ペースノートになります。
読み方に関しては、日本語でも英語でも、特に決まりはありません。
私の場合は、最初は日本語でしたが、最近は英語の方が補助語を入れやすい気がするので、英語読みをしてもらっています。(ちなみに僕は英語を話せません笑)
例えば、上記の画像で、最初の Steady sh 5L(ステディ ショート ファイブレフト)は、少し抑えて短い左5のコーナーという意味で、ヴィッツであれば、だいたい3速~4速くらいの車速で曲がるコーナーです。
このノートを使用して、先の見えないコーナーを攻めていくので、タイムを出すためには非常に重要なものであり、そのためのレッキ(コースの下見)は、とても集中力が求められます。
長くなってしまうので、ペースノートに関してはまた機会があれば書かせていただきますね!
今回は、ラリー北海道が弊社ラリーチームにとって久々のラリーとなったため、ノートの読み合わせの再確認という意味で、コ・ドライバーとの練習を行いました。
結果的に、本番だけでは詰め切れていなかった細かな疑問点などを解消でき、充実したトレーニングになりました。
チームとして今年の初戦となるラリー北海道ですが、マシン、クルーともに万全の状態で臨めるよう、チーム一丸となって頑張ります!