全日本ラリー唐津参戦レポート①
全日本ラリー唐津参戦レポート②
の続きです。
本番2日目のLEG2。天候は晴れ、朝晩は肌寒いですが日中は日差しが温かく感じられました。
LEG2のコースは、
SS5/10 SHIRAKIKOBA 3.85km
SS6/9 HACHIMAN 6.07km
SS7/8 BIZAN REVERSE 6.87km
以上3コース、合計6SSで行われました。
SS5/10 SHIRAKIKOBAは、例年使われているコースで、タイトなコーナーが多い下り主体のコースです。
私自身、過去のラリーで走行した経験があります。
SS6/9 HACHIMANは、ここ最近使われているコースで、中低速コーナーから比較的ハイスピードなコーナーまであり、ペースノートの重要性が高いコースです。
SS7/8 BIZAN REVERSEは、ここ最近使われているコースで、昨年とは逆走になっていたようです。
アップダウンが多く、コーナー途中で勾配が変化する事も多いため、チャレンジングなコースです。
今回、車両的に若干のトラブルを抱えており、LEG1ではそれを気にしすぎて中途半端なドライビングになってしまった面もあるため、LEG2は昨日の反省を元に、ドライビング面ではより積極的に荷重移動を利用した走りを心掛けました。
SS5 SHIRAKIKOBAは、下り主体のステージであり、やや抑え気味の走行になりましたが、続くSS6 HACHIMAN では、スタートから積極的に攻めて行きました。
中盤以降、トラブルが再発してしまったものの、今回のベストリザルトであるクラス11位のタイムを出すことが出来ました。
SS7 BIZAN REVERSも、SS6に引き続きスタートから攻めて行きましたが、トラブルがより悪化してしまい、苦しいドライビングとなりました。
SS7終了後、30分間のサービスでは、現時点で出来る限りの作業をして頂き、絶対にゴールまでマシンを運ぼうと心に決めて最終セクションへと向かいました。
SS8 BIZAN REVERSE、若干マシンの動きが改善した為、今後に向けて色々試しながらドライビングしました。
SS9 HACHIMANでは、数ヶ所ですがイメージ通りのコーナーリングが出来る箇所もあり、竹藪選手からも、だんだん良くなってきたねとコメントを頂きました。
しかしながら、昨日から続くトラブルの症状はSS8~9でさらに悪化していき、ドライビングも非常に厳しいものになって来ました。
そして、最終SSのSHIRAKIKOBA、下り主体でタイトコーナーが多いステージですが、何とか無事に走り切り、クラス13位でゴールすることが出来ました!!
※色々ありましたが、無事に走り切りほっと一安心です。
今回のラリーは、チームにとってJN-1クラスへの2度目の挑戦であり、ターマック(舗装路面)ラリーは初めての出場でした。
多少トラブルはありましたが、それをリカバリーしながら全力でサポートし、無事に完走させてくれたチームの皆様、いつも的確なアドバイスをして下さる竹藪選手、そして、現地まで応援にお越しいただいた皆様には本当に感謝です。
また、今回沿道で観戦されているラリーファンの方や地元住民の方も多く、特にお子様の姿が多いのも印象的でした。
リエゾン区間中、可能な範囲でお子様にARTAキャップをプレゼントさせて頂きましたが、中には過去にお配りしたARTAキャップをかぶって元気に応援しているお子様もおり、こちらも元気を頂きました。
ドライバーとしても、初めてのJN-1クラスでのターマックラリー出場であり、自身のドライビングテクニック、ペースノートなど、まだまだレベルアップが必要であることを痛感しましたが、今後に向けて何を改善しなければならないか、はっきりと知ることが出来た為、成績以上に学ぶことが多く収穫の多いラリーとなりました。
今回学ばせて頂いた貴重な経験を元に、さらにレベルアップ出来るようチーム一丸となって取り組んでまいりますので、今後ともARTAオートバックスラリーチームの応援を宜しくお願い致します!!