こんにちは!SA富山南の石川です。
先日ご報告させて頂いた通り、全日本ラリー選手権第2戦 ツール・ド・九州 2022 in 唐津、ARTAオートバックスGRヤリスはJN-1クラス13位でゴールしました。
※画像は ツール・ド・九州 2022 in 唐津 ホームページ より引用
弊社ラリーチームとして初めてのJN-1クラスでターマックラリーへの出場となった今回、成績以上に非常に得るものが多く、充実したラリーとなりました。
今回は4月1日のレッキ(コースの下見)の様子をお伝えしたいと思います!
全日本ラリー選手権で行うレッキ(コースの下見)は、決められた日時に、同じコースを通常は2回まで走行することが出来ます。
今回は、このようなレッキアイテナリー(行程表)に従いレッキを行いました。
※画像は ツール・ド・九州 2022 in 唐津 ホームページ より引用
レッキアイテナリーでは、各コースのオープンとクローズの時間が決められており、それ以外の時間での走行は認められておりません。
その為、コースの入り口と出口でオフィシャルがチェックを行い、コースインの時間と各クルーの走行回数をチェックしています。
レッキで使う車両は、主に競技車両で行う場合と、それ以外の車両(レンタカー等)で行う場合があり、各ラリーの特別規則書で定められていますが、今回は主催者が用意したレンタカーでレッキを行いました。
※コースオープンを待つレンタカーの列です。
レッキは一回目の走行で、ドライバーがコーナーの角度やコーナー間の距離などを読み上げ、それをコ・ドライバーがノートに書き写し、2回目の走行では、コ・ドライバーが1回目の走行で書き写したノートを読み上げ、ドライバーがそれを聞いて修正が必要な箇所があればコ・ドライバーに伝えます。
以上が主な手順ですが、竹藪選手の場合は、ドライバーが気が付かなかったコース情報や、表現等をメモして、後でペースノートに入れるかドライバーが確認できるようにしてくれています。
※今回のラリーで、実際に作成したノートの一部です。
HQに張り出されていたコース図です。
ほぼ昨年通りとの事でしたが、私自身はSANPOUとSHIRAKIKOBA以外は初めてのコースでした。
各コースそれぞれに特徴があり、チャレンジングで攻め甲斐のある、面白いコース設定だと感じました。
今回のレッキでは、私自身GRヤリスで初のターマックラリー出場であったこともあり、本番スピードのイメージが掴みにくく、難しいものでしたが、竹藪選手のサポートもあり、それなりに精度の良いノートを作成することが出来ました。
レッキはとても神経を使う為、ある意味では本番以上に集中力が必要ですが、その分良いペースノートを作成出来た時の感覚は格別です!
ペースノートの出来が良いと、ブラインドコーナーの先がイメージできる為、安全かつ最速の走りが出来る様になります。
以上がレッキ当日の流れです。
レッキ後に、撮影しておいたインカーをペースノートと照らし合わせて最終確認し、翌日から始まる本番に備えました。
つづく