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新城ラリー参戦レポートです!

こんにちは!SA富山南の石川です。
3/3~5 愛知県新城市で開催された、JAF全日本ラリー選手権第2戦 新城ラリー2023に出場してきました!


結果は、私がドライバーを務めたARTAオートバックスGRヤリスが、JN-2クラスの2位争い中、SS5にてコースアウトし立ち木にヒット、走行不能となりリタイアとなってしまいました。

応援して頂いた皆様、大変申し訳ございませんでした。



以下、参戦レポートです。

今回のラリーは、GRヤリスでターマックラリーに出場して3戦目。
コ・ドライバーの大倉瞳選手とは初の実戦となりました。

LEG1 天候晴れ 路面ドライ

チームにとって今シーズンの開幕戦です。
前日行われたセレモニアルスタートにはたくさんのギャラリーの方にお越し頂き、ARTAフラッグやキャップをプレゼントさせて頂きました。

特にご家族連れ、お子様の喜ぶ顔が印象的で、こちらも元気を頂きながら気持ちの良いスタートを切ることが出来ました。

SS1 新城公園 600m タイム31.6 クラス4位 総合11位
サービスパーク近くのギャラリーステージの為、リエゾン区間がほぼ無く、ヘルメットを装着しベルトを締めた状態でサービスパークを出発しました。
しかし、スタート前のタイヤマーキングに時間がかかっており、TCインの時間が遅れそうになり、コドラの大倉選手が急遽車外に出てTCまで走らなければいけなくなるなど、バタバタした状態でのスタートとなりました。
マシン的には、昨シーズンから主にデフと足回りのセッティングを変更しました。
セッティング変更の影響で、マシンの動きが非常にピーキーになっており、感覚を確かめながら走行しました。

SS2 鬼久保 6.72km タイム4:02:8 クラス5位 総合18位
毎年使用されている、2車線のハイスピードコースです。
事実上、新しいセッティングにしてから初めてのラリー本番走行であり、非常にシビアなマシンの動きに感覚を合わせながら走行しました。
途中、前ゼッケンの選手がクラッシュしており、マシンが大破、コース上に破片が散乱している場面に遭遇しましたが、幸いクルーは二人とも無事でOKサインを確認し、走行を継続しました。
コドラの大倉選手も、SS1では初めてのマシン・ドライバーでの全開走行、スタート前のバタバタなどでやや緊張気味でしたが、SS2スタート前には早くもリズムをつかみ、以降は非常にクレバーで的確なペースノートリーディングを披露してくれました。

※SS2鬼久保の走行写真です。


SS3 雁峰北 10.69km タイム9:22.2 クラス2位 総合9位
例年使用される、道幅は1~1.5車線程度、前半は比較的速度が乗る区間があり、中盤から後半は中低速のブラインドコーナーが続くテクニカルコースです。
SS2ではマシンの動きに慣れず、いまいち攻め切れないまま終わってしまいましたが、SS3のコースはSS2より全体的に車速域が低く、全くキャラクターの異なるコースである為、マシンの動きを確認するべく、あえてセッティングは変えずに、集中して走ることを心掛けました。
大倉選手も初めて組むとは思えない程、終始安定したペースノートリーディングで、ドライバーとしても全くストレスフリーでノートを信頼して走ることが出来ました。
マシンの動きにややくせがある為、自分の感覚を合わせながらの走行であり、全体的に無理のない走りでしたが、タイム的にはクラス2位と思いのほか好タイムを残せました。
ここまでのSSトータルの成績でもクラス2位、総合9位でセクション1を終了しました。

※Facebookのお友達、市川直久さんに撮影して頂いた、SS4新城総合公園の走りです。


サービスA 新城総合公園 45分
サービスではマシンセッティングを動きが安定する方向に変更。
フロントにニュータイヤを装着し、ブレーキのエア抜き、各部増し締め点検を行いました。

SS4 新城総合公園 600m タイム31.8 クラス6位 総合20位
セッティング変更の影響で、ターンインのタイミングが変わり、マシンの動きを確認しながら走行しました。
その後のリエゾン区間でも、セッティング変更前よりもマシンの動きが安定している印象を受けて、鬼久保では1本目より攻めることが出来そうな印象を受けました。

SS5 鬼久保 6.72km タイム- クラス-位 総合-位
セッティング変更の効果を確認すべく、多少乗りにくくてもしっかりアクセルを踏んで行こうと心に決めて、集中してスタートしました。
しかし、スタートから約390m、浮き砂利のある左コーナーにオーバースピード気味で進入してしまいコースアウト、右リアを立ち木にヒットし、ダメージが大きくリタイアとなってしまいました。

サービス隊は最後まであきらめずに修復を試みて頂きました。
本当にありがとうございます。

今回のラリーは、結果的にはリタイアとなりましたが、それまでのラリー全体の内容としては、セッティング変更の効果もあり、昨年のターマックラリーと比較してタイムも格段に向上しており、コドラの大倉選手とのコンビネーションも良く、今後に期待の持てるラリーとなりました。

コースアウトの原因としては、大きく以下の3点が考えられます。
・オーバースピード
ブレーキング開始のポイントは、的確かやや早いくらいであったが、コーナーリング可能な車速の見積もりが甘く、適切な車速まで落としきれていなかった。
・ライン取り
セッティング変更の影響で、ターンインのタイミングが変更前より遅くなっていた。
それを警戒して、ターンインのタイミングを早めにとっていたが、予想より早くインに切れ込んだ為、一度ステアリングを戻してから再度ステアリングを切り込んだ。
その結果、適切なカットラインよりややアウトに膨らんだライン取りになってしまい、浮き砂利に乗ってコースアウトにつながってしまった。
・ペースノート
ペースノート表記は、ステディ3Lであったが、今回のコーナーは、カット3Lクローズ もしくは、カット3Lクローズじゃり などにすべきであった。

以上のことを踏まえて、次戦以降はコ・ドライバーの大倉選手とも協力して、レッキや1本目の走行時に得られる、コースからのメッセージを的確に受け取り、ノートに反映させ、同じミスを繰り返さないように努力していきたいと思います。


今回、すでにご報告させて頂いているとおり、2台体制で出場したARTAオートバックスヤリスCVT 冨本・里中組がJN-5クラス優勝を果たすことが出来ました!!

応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました。

冨本選手とは、冨本選手がチームに加わった2017年以降、苦楽を共にしており、今回、全日本初優勝することが出来た事は本当にうれしく思います。

先輩として、良いお手本になれるよう、今後も努力していきたいと思います(笑)


今回は、私のミスにより、マシンを破損、リタイアという結果になり、応援して頂いた皆様、サポート企業の皆様、チーム及び関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしてしまいました。

本当に、申し訳ございませんでした。

今回の件をしっかり分析、反省し、次戦唐津では初心に立ち返り絶対完走を目標に努力して参ります。

引き続き、ARTAオートバックスラリーチームの応援を宜しくお願い致します。

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