スタッドレス情報

Studless information

スタッドレスタイヤ の 製造年 ・ 製造週 の 見方

スタッドレスタイヤ 製造年週

5年以上使用したら要点検。適切な時期に交換を

 

 タイヤは走行距離による摩耗だけでなく、経年によりゴムが自然劣化していく。JATMAによると、5年以上経過したタイヤには点検の必要があるそうだ。タイヤはゴムやコード(タイヤの骨組みに使用する繊維糸)など、さまざまな材料で構成された化学製品である。走行距離が短く摩耗していないタイヤでも、経年劣化によるひび割れや、経年硬化によるグリップ力の低下などの懸念もある。
 そのために役立つ情報としては、サイドウォールに刻印されたタイヤの製造年週がある。読み方は、下2桁が製造年、上2桁が製造週となっている。例えば「3717」の場合、2017年の37週目(9月11日~17日)に製造されたことを意味する。他の刻印と異なり、製造年週はゴムの中にへこんだ4桁数字で刻印されている。
 ちなみに、中古車を選ぶ際にはこの情報を確認すると、過去に1本だけタイヤを交換した可能性があることが分かる。通常1本だけ交換するのは、事故などの何か理由があった可能性が高く、よく調べた方がいいかもしれない。また、前述した刻印は2000年以降に該当するもので、1999年以前は3桁(下1桁:製造年、上2桁:製造週)で表されている。もし自分のタイヤに3桁で刻印されている場合、それは製造から20年以上が経過していることになるので、即座に交換をおすすめしたい。 

タイヤ表示の見方:4桁数字のうち下2桁が製造年、上2桁が製造週となっている。